心についてーvol.2ー日本語の解釈から考える

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『心』と聞いて、、、何が浮かびますか?

多くの人が「感情」や「思い」と、
考えられているのではないでしょうか?

私たちは「心」という言葉を当たり前に使い、
自分の思いや考えを伝えようとしています。

しかし「心」という言葉だけで、
本当に伝えたい思いや考えが伝わっているのでしょうか?

しな軸が考える「心」と、
あなたが考える「心」は同じものなのでしょうか?

 

しな軸では軸対話を活用した、心地よい人との関わり方をお伝えしています。
その場合に「心」という言葉が、自然と文章や言葉の端々に登場してきます。

 

同じ定義で「心」を捉えていない場合、
同じ文章を読み更に受講し学んだとしても、
誤解や混乱が生じ理解が浅くなり、
日常に「軸対話」を取り入れようとしても、
なかなか成果を感じられないということが起こる可能性があります。

 

あなたが大切な人を大切にし、
より良い関係を構築するための「軸対話」を
より有効に活用できるよう、
心がつく言葉一つ一つを検証してみました。

すると

心=想い(感情・目的)、欲求、価値観=自分軸

という方式になる!ということに気づきました。

ここにたどり着いた過程を、
日本語辞書からの検証結果を通してお伝えしていきます。

 

 

日本語には心がつく言葉が1465件

日本語辞書の中には、「心」がつく言葉が1465件ありました。
その一例をご紹介します。

  • 心に聞いて見よう
  • 心に耳をすまして
  • 心、広い心
  • 心が豊か
  • 心を痛める
  • 心を込める
  • 心を踏みにじる
  • 心を入れ替える
  • 心が晴れる
  • 心が決まれば迷わない

 

これらを読んで、心が「感情」だけを伝えているように思いますか?
これらの言葉をよーーく見てください。

心は「感情」だけではなさそうに思えてきませんか?

 

心をweb辞書で調べると

こころ【心】の意味 – goo国語辞書

こころ【心】とは。意味や解説、類語。1 人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの。また、働きそのものをひっくるめていう。精神。心情。「心の豊かな人」「心に浮かぶ思い」「心と心の触れ合い」「心を痛める」「心の晴れる時もない」㋐偽りや飾りのない本当の気持ち。本心。「心が顔に現れる」「心から感謝する」「心にもないほめ言葉」「口と心の違う人」㋑身についた感じ方や考え方の傾向。性分。性根。「生まれついての心は変わらない」「ねじけ… – goo国語辞書は27万語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。

「心」という言葉1つが、様々なことを表すことに気づきます。
goo国語辞書の説明をお借りして、しな軸が伝えている「感情・欲求・価値観・目的」を総称した『自分軸と軸対話メソッド』に当てはめて整理していきます。

 

軸対話メソッドに当てはめて整理する

まず理解を深めるために、goo国語辞書の説明を先にご覧くださいね。

辞書の内容より
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/77985/meaning/m0u/

㋐偽りや飾りのない本当の気持ち。本心。
→→ アイメッセージを言う

 

㋑身についた感じ方や考え方の傾向。性分。性根。
→→ 軸対話=素直
→→ 反応会話=ねじけた、拗ね

 

㋒物事について考え、判断する働き。考え。思慮。分別。
→→ 欲求と価値観を明確にする

 

㋓他人の状況を察していたわる気持ち。思いやり。情け。人情味。
→→ 軸対話の接し方、アクティブリスニング

 

㋔あることをしようとする気持ち。意志。
→→ 自分軸=感情、欲求、価値観、(本来の)目的

 

㋕物事に対する関心や興味。
→→ 欲求

 

㋖自分と異なるものを認め受け入れる余裕。度量。
→→ 軸対話の接し方

 

㋗物事の美しさやおもしろさのわかる感覚。風流心。
→→ 感情(感性含む)、価値観

 

㋘覚えていること。記憶。
→→ 価値観を含んだ「思い込み」は、
軸対話メソッドで考えると明確にできる

 

㋙気をつけること。注意。留意。
→→ 軸対話で接すること

 

 

いかがでしたか?

 

「こころ」は心として一言表されていますが、
その意味合いは広く、一言では語りきれません。

様々な意味合いを含めて「心」と言っていることが、
日本語の辞書から伝わってきたのではないでしょうか?

 

このように「心」が
様々な意味合いを持っているがために、
曖昧にしか私たちは捉えていないのです。

そして曖昧なまま、
私たちは「心」を捉え、
表現してきたと思いませんか?

 

ここで重要なことは人との関わりにおいて、
曖昧さを指摘しているのではなく、
確かめ合う必要がある
ということです。

 

曖昧なものは確かめ合おうことで、理解が深まる

ここまで読み進めて重要なことに、
気づかれた方も多いと思います。

 

ここでは「心」という言葉を
定義するため説明を進めてきましたが、
この言葉の曖昧さは「心」という言葉だけに
言えることではないのです。

 

言葉を曖昧なまま交わしても、
理解しあえない、
誤解を生む、
混乱を生むということが
起こってくるのです。

 

 

今回「心」を定義づけるために、軸対話メソッドに当てはめて「心」を考えたことで、『心=想い(感情・目的)、欲求、価値観=自分軸』という方式で表現ができました。
この定義をもって、川西の話を見聞きすると誤解や混乱も、著しく少なくなり、理解が深まることでしょう。

 

またこれは「人が話している言葉」を「軸対話メソッド」に当てはめ関わりあうことで、「相手が何を伝えたいのかを、確かめることができる」ということに繋がっていきます。

 

今回「心」という言葉が、軸対話を学ぶ上で重要なキーワードになるため、このようにお伝えしています。

川西が文章や言葉を介して「心」を語っている時、どのことを指して「心」と言っているのか理解していることで、軸対話を理解し活用した時、納得いく結果を得られた時も、そうでなかった時も、見直すと、次の対話でいかしていくことができます。

 

 

 

では「心の教育」とは、「心」の何を教育しようとしていることなのでしょうか?

 

 

 

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しなやかな軸で関係が築ける人になる 人間関係改善コンサルタント しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
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