学んだスキルを職場や家庭で活かすために、
気をつけた方がいいことをお伝えしています。
相手を助けたいという想いが通じるように
vol.1 ゼロ段階を見逃さないということが大事
vol.2見逃して質問や提案をすると違うメッセージが伝わる
ということが前回でした。
違うメッセージが伝わるのは、不本意ですよね。なので、
『実況中継聴き』や『アクティブリスニング』が有効です。
なぜ質問ではなくアクティブリスニングが有効なのか?
それは悩みの状態の最初の段階では、
不明確なことが多すぎるからです。
悩み状態の3段階とは?
1段階(ゼロ段階を含む):不明確
2段階:ある程度明確
3段階:明確
ところで悩みが不明確とはどういうことでしょうか?
図にするとこんな感じ
言葉を加えるとこんな感じ
不明確なことが沢山ありますよね。
不明確だから質問した方がいいと考えがちですが、
質問すると余計に混乱する場合があります。
それは、、、。
質問すると余計に混乱する場合とは?
こちらから見ると困っていそうなのに、相手は困っていないことがある。
- イヤだと思っていない。
- すでに行動しており自分で試行錯誤している。
これらは、人生の先輩からすると「もっとこうした方が!」と思っていても「自分でやってみたい!」「自分で考えたい!」ので、質問も提案も余計なお節介なのです。
そもそも助けを必要としていません。
不明確すぎて言葉にできない(><)
- 様々なことが混在しすぎて混乱状態。
- 言語化できない。
人は言語化できないことを質問されると、
混乱したり、考えることを放棄してしまいます。
特に
- 目的や目標は何?
- 何がしたいのか?
- どうなりたいのか?
などの未来に向かう質問は、
本当の感情や欲求が確認できていないと難しいです。
『実況中継聴き』や『アクティブリスニング』は、
不明確で言語化できていないものを
言語化し明確にする役割があるんですね。
まとめ
悩みの3段階、いかがでしたか?
初期段階は、不明確なことが沢山ありますよね。
不明確内容を細く覚えようとするより、不明確なことがある!として
聞いてみなけりゃ分からない!ということです。
その「聞く」は「質問」ではなく
『実況中継聴き』や『アクティブリスニング』のこと。
日常の中では、不明確なことが明確になるだけで、意欲的に行動できるようになることが、沢山あります。
しな軸では、あまりのあっけなさに”肩透かしを食らう”と言います。笑
悩みの段階の階層はもう少しありますが、それはプロレベルなので修得したい!と思う方のお楽しみです。
職場や家庭で学んだスキルを活かすには、
もう1点忘れてはいけないことがあります。
次回です。
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