【9】親は子どもをコントロールしたいのだろうか?vol.2

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多くの親は子どもにいい人生を送って欲しいと望み、子どもの力を引き出したいと思い、子どもには何かに一生懸命取り組んで欲しいと願い、子どもの力を奪おうとは思っていない。にも関わらず一生懸命、言葉をかけて反対方向に進んでいる親子関係が多くある。この現象はなぜ起こっているのだろう?

コントロールしたいのではなく教えてあげたい

一生懸命言葉をかけている親は、子どもをコントロールしたいのではなく教えてあげたいのではないだろうか?!

教えることとコントロールする事が混同して区別がついていない。

 

 

 

きっとピンとこないでしょうね。
言葉に注目すると気づけますよ^^

 

教えることとコントロールすることの混同言葉

こんな言葉を言うことはないですか?
ないしは、聞きませんか?

  • だって好きなことばっかりしてたらダメじゃないですか!
    だから教えないと!!
  • だって生活習慣は身につけないとダメでしょ!
    だから教えないと!!
  • みんなが好き勝手な事をしたら、教室の中(家庭の中)が無茶苦茶になるじゃないですか!!だから教えないと!

 

教えることはいい事だ!
愛があるからこそ教えなければ!
いい事を教えているのに言う事を聞かない!?

そのうち↓

褒め方が足りないのかな?
いや、甘すぎるのかな?
もっと厳しくしないといけないのかな?!!

 

教えることから、その教えを定着させるために、次第にコントロールすることに思考が流れていることにお気付きですか?

 

そして広く信じられている事があります。

しつけ(名詞)と、しつける(動詞)の混同

こういう話をよく聞きませんか?

「おしゃべりをしている子どもを、教師は放課後、学校に残して指導(しつけ・動詞)した」

「子どもが家庭で、きちんとしつけ(規律・名詞)られていないと、学校でトラブルメーカーになる、だからしっかり教えて(しつけ・動詞)あげてください」

 

 

つまり、しつけ(名詞)をする唯一の方法は、大人がしっかりとしつける(動詞)事である。言い換えると↓

子どもをコントロールし、罰を与え、矯正し、体罰を与える事が大事です。(まあ流石に体罰は学校ではないでしょうが、家ではありそうです)と、言っています。

 

おそらくそんなつもりなく、特に疑問にもならずに上記の言葉は使われています。あらら、、、、。

そして多くは教えを定着させる方法が、甘いか厳しいか(賞と罰)の二者択一になっている。ないしはそれらを駆使する方法がとられています。

 

まとめ

  • 子どもをコントロールしたいのではなく教えてあげたい。
  • 教えてあげたいを定着させるためにコントロールが始まる。
  • その方法は甘いか厳しいか(賞と罰)の二者択一である。

 

 

賞罰についてもお伝えしたいのですがその前に

*教えることとコントロールすることの違い
*しつけ(名詞)と、しつける(動詞)の違いについて、、、次回です。

 

 

川西

追記

「知的な討論をしたいのなら、言葉の定義をしてからだ」と聞きます。
この文章に意義のある方もおられるでしょう、その際に言葉の定義のないままでは話が深まりません。そのために言葉の定義をします。

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しなやかな軸で関係が築ける人になる 人間関係改善コンサルタント しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
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