子育ては、子どものありのままを受け止めましょう
自然体でありのままがいいですよ。
『ありのままに』
『そのままに』
『心のままに』
そんなふうに言われると
- えっ、本当にそれだけでいいの?
- そんなことをしたら野生児になってしまうかも…
- 社会生活ができないんじゃないの?
- 子どもが将来、困ることになりますよ…
と、不安になりませんか?
「ありのまま」「そのまま」「心のまま」
これは何のことを示しているのでしょう?
分かるようなわからないような、、、、、
おそらくその言葉を口にした人によって、理解や解釈は微妙に異なるでしょう。
しなやか自分軸では
『ありのまま』を認めて
『そのまま』表現しようとしたら
『心のまま』に、なっていく
と、言っています。
ですから『ありのまま』『そのまま』『心のまま』という言葉をよく使うので定義しておきます。
(*言葉を定義するのは議論して広げるためで、狭めるためではありません)
しなやか自分軸流『ありのまま』
今現在しなやか自分軸での「ありのまま」は、現在の状態のことを言います。
反応している自分も自分です。
上辺の目的を持った自分でも自分です。
まずはしっかり反応していることも認めます。
反応会話から軸対話へというと
なぜか
- 反応することがダメなこと
- 精神的影響は伝わりにくいからダメ、
など、「イヤだ」と思うことが「ダメだ」と思う方がおられます。
イヤは宝が
伝わっていないようです(;´▽`A“
ありのまま=今在るまま=現状把握
と解釈してもいいかもしれません。
『ありのまま=今、在るまま』とは
- 今の私は偽っている、ありのままじゃない…
- 本当の私はこうじゃない…
- 着飾ることって、ありのままじゃない…
と、よく聞きませんか?
例えば、
今、嘘をついていたとしても、「嘘をついている状態である」と言う、ありのままの状態です。
今、その洋服を着て、「今、存在している」なら、ありのままの状態です。
「ありのまま」=「今、あるまま」です。
もし今、あなたが「こんな私はありのままではない」と思うのであれば、それは解放された窓(ありのまま)の範囲が狭いのかもしれません。
「解放された窓」という言葉を使いましたが、なんのことかご存知ですか?
しなやか自分軸での根底の考え方の一つなので、ジョハリの窓の解説を加えます。
ジョハリの窓(ありのまま)
ジョハリの窓とは、心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリ・インガム (Harry Ingham) が提案した考え方です。
この2人の名前から「ジョハリの窓」と呼ばれています。
私たちが認識している「自分」は、「自分が知っている自分だけではない」というのです。
例えば、「あなたって、几帳面よね~~」と言われて驚いたりする場合、自分が知らない自分との出会いとも言えますね?
ジョセフさんとハリーさんによれば、人間には4つの窓があると言います。
【A】解放された窓(ありのまま)
自分自身が知っていて他人も知っている自分
【B】盲目の窓(主に外見)
他人は知っているのに自分は知らない自分
【C】隠された窓(自己開示)
自分は知っていて他人は知らない自分
【D】未知の窓(才能、天命の窓)
自分も他人も知らない自分
Aの窓が開けば開くほどDの才能の窓が広がると言われています。
【A】の解放された窓が狭いと、他人との認識の違いに苦しみます。
解放された窓が広ければ広いほど「ありのまま」の自分だと認識できます。
自分のことを本当に分かりたいのであれば、他人と関わっていく必要がるということも表しています。
今の「状態」が「不本意」でありながらも、どうしたら良いのか分からず途方にくれていませんか?
では、今の状態が、本音では不本意だという方もおられますよね?
その場合「現状をしっかり見つめる」ことができず、このようなことを感じていませんか?
- 改善する必要があるのかどうかも分からない
- どう変化したいかも分からない
つまり先に説明した「ジョハリの窓」でいう、「解放された窓」を広げるにしても、今のありのままを認め、現状把握ができなければ、次のステップが踏みにくいのです。
もし今「ありのままじゃない」と思うのであれば、
- どこがどう、ありのままではないのですか?
- どう見られたいのですか?
- どんな自分を知ってほしいのですか?
そういったことが、あなたの中で理解できていますか?
今の状態が不本意なら、知って欲しいように表現し、伝えていかなければ、不本意さは解消されないのです。
だからこそ今、「嘘」だろうと「不本意」であろうと、「今在るまま」で人と関わって、「人と対話すること」で「自分がわかってくる」のです。
しなやか自分軸の『そのまま』を理解し、「ありのまま」を知り、「心のまま」の結果を受け取るために
そのままというのは
- そのままを観る
- そのまま聞く(実況中継)
- そのまま伝える
と、軸対話ではよく言います。
「そのまま」とは、「今、この瞬間」認知など “判断” を加えない、「そのまま」です。
これは「認知やメンタルモデルの部分を取り除いて、観ましょう!」と言っています。
具体的には、出来事や事象を、ビデオで撮るように「観る」「聞く」ということをします。
そのまま観よう!
そのまま伝えよう!
として、軸対話を実践していると
『ありのまま』にたどり着き、「心のまま」の結果がやってきます。
ああーこれが「ありのままの心」で、「心のまま」で楽チンなんだ。
と言う状態です。
まとめ
- ありのまま=今在るまま=現状把握
- ありのままを認めないと言うことは、自分自身を否定すること
- 「ありのまま」を認め、現状把握ができれば、次のステップが踏みやすくなる
- 「そのまま」は、出来事や事象をビデオで撮るように観ることから始める。
- そのまま聞こう!そのまま伝えよう!と、軸対話を実践していると『ありのまま』にたどり着き「心のまま」の結果がやってくる
追記:
「教えないこと」の不安解消に、少しはなりましたか?
軸対話の実践は、相手に教えることが極端に減ります。
シンプルすぎて、こんなことで本当にいいのか?!
と不安になる方が多いのですが、
今まで教えすぎて上手くいかったのです。
「ありのまま」は「現状把握」。
人の成長は現状把握から始まると思っても過言ではないでしょう。
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