軸対話では、子どものサインには敏感になりましょうね、とお伝えしています。
サインというのは、人が困っている時に、いつもとは違う言動や態度をして「私は、今困っています」を表現していることです。
相手のサインに注意する目的
その目的は、相手の心が楽になる、相手を理解したと伝える、ということもありますが、相手に自分がこんな時は自分が困っている状態だと自分のことを把握してもらい自己管理しやすくなるためでもあります。親(私)が子ども(相手)の自立を願うのであればサインには注意した方がいいのです。
前回にお伝えしましたが、素直なサインは対応しやすいのですが、マイナスのストロークのサインは対応しにくいですよね。
サインは大きく二種類に分類できる
マイナスのストロークのサインというのはBパーターンです。
泣いている
うなだれている
しょぼんとしている
という状態は、困っているとわかりやすいし、可愛いし守ってあげたくなると素直に思えるのですが、
汚い言葉を言う
態度が荒々しい
日頃ダメだと言うことをしている
攻める言葉を言ってくる
と言う状態は、苦々しいし、攻撃しているようで対応しにくいですよね。
Bパターンの場合に考えられること
「辛い状態を辛いと言えないで育っている」または「辛い状態の伝え方や語彙を知らない」ということが考えられます。
辛い時に辛いと言える
しんどい時にしんどいと言える
悲しい時に悲しいと言える
恥ずかしいことを恥ずかしいと言える
やってしまったことをやってしまったと言える
そんな素直な感情が言えない状態で育つと言えないんですよね。
要は、いずれにしても構って欲しいのでしょう、関わりを期待している。
軸対話で表現の仕方を知る
アクティブリスニングをしてもらうと困っているときは、そう言えばいいのかと、じわじわ学べます。
また親が困っていることを素直にアイメッセージで伝えることでも表現を学ぶことになります。
やり直しはいつからでもできます。
ですが「早くに知っていたかったな〜」と軸対話を知った時に思いました。それに子どもの方が軸対話を習得しやすいですしね。
子どもや身内には素直な表現をしてもらいたいと思いませんか?
ゆっくりしなやかにね^^
いかがでしょうか?
コメントで、あなたの意見を聞かせていただけると嬉しいです(^^)
おまけ
子どもが小さくて可愛いうちに、感情表現の語彙を増やしておく方が得策だとは思うんですよね。
親が子どもの話が聞けないなら、代わりに聞いてあげられる人が身近にいて欲しいと願うばかりです。
で、ですね、肝心のなぜ親の直感かもしれない、、という理由は次回です。
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