人との関係を煩わしいと考える人が増える中、人との関わりを見直したい、改善したい、何か相手の役に立てることならしたい、と思える方は非常に貴重な存在です。
関わろうと思う人の心が疲弊しないようにポイントを押さえましょう。
まずは
自分を確保する
自分に相手の話が聞ける状態かどうか確認する。
人のサポートは、自分自身の健康ありきです。自分の身を必ず守ってください。そして相手の話が聞けるのは、最低限、時間がある、自分が困っていない状態、相手を心からサポートしたいと思える時です。それ以外は無理して聞いてはいけません。
聞くことができない状態を伝える。
役割だからと思っても実況中継も受動的に聞くことも、どれもできない状態の時もあります。
そんな時は「今は自分がしんどい、疲れているので聞くことができない」と伝えましょう。
不安な時は確認する。
もしそ相手の怒りが自分に向けられているかもしれないと不安に思うなら、、、「私に対して何か怒ってるの?」と確認してもいいですね。
確認しながら、自分が困っているのか、相手が何かで困っているサインなど、対話しながら明確にしましょう。
相手のサインには注意
相手がサインを出している時だけは聞く立場に徹する。
相手が困っているとサインを出している時は話を聞く立場になった方がいいです。
サインとは「今困っていますアピール」です。
本人は大概気づいていないようです。
人は困っている時、悩んでいる時、いつもと違う言動や態度をしています。
下記のように観察してみるといいですね。
- 廊下の歩き方が違う。
- ドアを閉めるときの締め方がバタンという。
- 食器の持ち方や置き方が雑になる。
- ぼーっとしながら食べる。
- 姿勢がうつむきになる。
- 「ちっ」とか、「あーっ」とか声が漏れる。
- いつもより黙っていることが多い。
など、何かその人特有のサインがあります。
サインの時だけでも注意しておくといいですね。
相手が悩んでいる時、話が聞ける状態なら「イライラしてるね」とか「思い悩むことがあるんだね」「疲れているのかな」など声をかけてみましょう。
あなたが聞けない状態なら、、、そっと見守りましょう。
見守ることでも「あなたが今悩んでいることを受容しています」と伝えることができます。
そっとして見守ることも大事なことですね^^
サインかどうか分からない時
サインかどうか分からない時もアクティブリスニングをするといいのですが、やってみないと分かりません。
これらの事例のように、実況中継聞きなどで関わってみることで、
このように少しずつ見極めることもできるし、この対応をしていると相手から意思表示をしてくれるようになります。ゆっくりしなやかに関わりましょう。
相手を変えようとしない
相手を変えよう!と思うとしんどいので諦めましょう。
自分軸が明確で、タイミングがくれば変わります^^
優しいあなたが人の悩み事や話を聞くことが辛いとき、相手の悩みを解決しようと気持ちが傾いている場合があります。悩みを持っている多くの人が望んでいるのは、救助より支援です。
詳しくは↓↓↓↓
救助より支援が大切
救助がしたいなら、お節介と思ってする^^
相手の話を聞くのは、悩み事の吐き出しや整理をサポートすることで救い出すことではありません。
価値観を教えたくなったり
アドバイスしたくなったり
分析したり、質問したり、、、
色々頭を使うことは、余計なお世話というお節介です。
疲れるのでしなくてもいいのですが、したいなら、お節介はお節介と思ってしましょう。
その場合、相手から断られることもあると覚悟しましょうね^^
話を聞いてもらうことは甘えではない
自分自身の悩み事を誰かに解決してもらおうとすることは、甘えていると言えるかもしれませんが、話を聞いてもらって自分を整理するのを手伝ってもらうことは甘えではないと思うのですが、あなたはどう考えますか?
よくドラマで「聞くだけしかできないけど」といいますが、それが一番いいし、身近に話を聞いてもらえる人がいると幸せですよね。
海外ドラマではカウンセラーがよく登場します、それだけ人の話を聞くことは難しいことです。身近に話を聞いてもらえる人がいない場合、プロに頼んでもいいですよね。人に頼ることも大事なことです。
悩み事でイライラモヤモヤぐるぐるするとき、すぐに話を聞いてもらえる状況でない場合、しなやか自分軸では吐き出しワークをするといいですよと伝えています。
愛情があるなら通じるはずという幻想は捨てる。
人と関わりたい人の心が疲弊するのは、愛情があれば通じるはずと頑張っても思うような成果が上がらないからです。それは対人関係の法則を持たずに人に関わるからです。この関わりをすれば、こうなる。と、予測をつけることは今の人間科学(心理学・行動科学・脳科学)なら可能です。
成功法則にはタイミングや様々な方法がありますが、対人関係がトラブル原因や少なくとも相手が心を閉ざす理由は明らかです。
そして何をすれば心を開けてくれるようになるのか、何をすれば相手が自分で考え挑戦できるようになるのか、解明されています。
「愛情があるなら通じるはず」という、漠然とした幻想を持たずに人が心を閉ざす法則や愛情があるなら愛情が伝わりやすいコツ(対人関係の法則=軸対話メソッド)を会得しておくことが必須です。
愛情があるからこそ心が通じるように軸のある対応をした方が心が疲弊しませんし心が喜ぶ結果が得られます。
軸対話初歩のまとめ
関係改善にバリアほぐしが大事
軸対話初歩に聞くということをシリーズでお伝えしたのは、相手の心のバリアをほぐさない限り、こちらが何を言っても耳に届きません。反発や反抗、逃げるや沈黙されるだけで関係改善は難しいからです。
ここだけは聞く!!
最低限、相手がサインを出している時だけは聞く立場になりましょう。
それができない時は、自分自身が疲れているので自分自身のメンテナンスをしてあげてください。
相手に任せること
相手が悩んでいる状態を直ぐに上向きにしようと試みると、リバウンドが起こりやすく疲れます。相手の悩み事、感情や欲求、それに伴う価値観や行動は相手が決めることです。自分軸が明確になれば動きたくなります。相手のペースを見守りましょう。
サポート側も自分軸が明確な方がいい
本当は、、、、サポート側も自分軸が明確な方が落ち着いて聞けるし、本当に言いたいことが言えますし、話し合いもできるし、心軽やかでいることができます。
軸対話のゴールとは何か!?
軸対話初歩で不登校解決の足がかりを
今回お伝えしたシリーズは軸対話の初歩ですが、少なくとも不登校の状態や心を閉ざしている人に対応することはできます。
今後必要になること
本当に聞けるためには本当のアイメッセージが言えることも必要ですし、吐き出しワークも習得し心のメンテナンスと語彙を増やした方がいいし、過去のことも処理しておく必要がありますし、聞く訓練も必要です。
軸対話のゴールは
しなやか自分軸で提供している軸対話のゴールは、価値観や考えが違う人とも対話できる、ということがゴールになります。ここまでできると怖いもの知らずになります。そのためには自分軸の明確化とアイメッセージとアクティブリスニングの習得は欠かせません。
いかがでしょうか?
コメントで、あなたの意見を聞かせていただけると嬉しいです(^^)
今回の記事を動画でもまとめましたので、ご覧ください。
おまけ
軸対話修得後イメージしてみてください。
自分軸が明確になって軸対話ができると、いつもその時に会話のやりとりや思考作業が終了するか短期間になり、温かな空間が生まれます。
会話をした後、誰かに何かを言われた後に「なんでそんなことを言われるんだろう」「もっとこう言えばよかった」ないしは「言い過ぎたかな」「本当はどうしたらいいんだろう」と、ぐるぐると思い悩む日々が無くなります。
当然ですが、それぞれの人生で自分が主役として生きられるようになります。
お互いが楽チンになりますよ^^
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