【11】しつけの押し付け対自己規律の軸対話

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コントロールには二種類のまったく違う、しつけ=規律のコントロールの型があります。一つは外部コントロール(押し付け・他人軸)もう一つは内部コントロール(自己規律・自分軸)です。全然違うのですが混同しています。その説明の前に二つの違いについて。

二つのコントロールの違い

自己規律(内部コントロール)と押し付け(外部コントロール)の違いは、視点位置の違いです。

視点位置が外部からなのか内部からなのか。

内部コントロールは、自ら自分に課すもので
外部コントロールは、他から押し付けられたもの

他人がコントロールしてしつけるか、自分がコントロール(自己統制)して規律を持つ(自己規律)かの違いです。まったく違いますよね。でも実際は区別せずに使われていることが多いです。

 

 

言葉から混同していることを自覚する

「おしゃべりをしている子どもを、教師は放課後、学校に残してしつけ(動詞)した」

「子どもが家庭で、きちんとしつけ(規律・名詞)られていないと、学校でトラブルメーカーになるから家でしっかりしつけ(動詞)てください」

 

つまり、しつけ(名詞)をする唯一の方法は、大人がしっかりとしつける(動詞)事である。言い換えると↓

子どもをコントロールし、罰を与え、矯正し、体罰を与える事が大事です。(まあ流石に体罰は学校ではないでしょうが、家ではありそうです)

 

 

言い換えると

「授業中におしゃべりをするなんて自己規律がなっていないので、強制的に教え込まなければ!

「子どもが家庭で、自己規律できていないと、学校でトラブルメーカーになるから家でしっかり押し付けてください

 

変でしょ。
でもよく聞きますよね(^^;

何かを変えようと思う時、現状把握が必要です。

私たちが受けてきた教育から何が起こっているのだろう?と、現状を把握しようと思った時に、二種類のまったく別のコントロールが混同されているということを『自立心を育てるしつけ・トマス・ゴードン著』から知ったのです。(私も知りませんでした。何かおかしいな〜とは思っていましたが(^^;)

 

大人は子どもに自己規律を学んで欲しいと思っている。

にも関わらず、その方法はーーー大人が外からコントロール(しつけ)をすると、子供の自己規律、セルフコントロール、自らへのしつけを発達させる。と。これはフロイトの理論をもとにしている。(同著P27)そうです。

子どもが犬か何かの動物のようですよね。でも約100年前の理論が今尚健在なんですよね。(反証は数多くあるようですけど)

 

私たちは経験的に知っています。

強い力を使われると、反抗するか、逃げるか、従順になるか、嘘をつくようになり生き苦しさを感じるということを、、、、。

自分の子どもには、そうなって欲しくない!と思う方が軸対話を学んでくださっています。

 

次回、力を使うよりも教師も人間らしく、指導の何が悪いかわからないということなので事例で説明します。

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しなやかな軸で関係が築ける人になる 人間関係改善コンサルタント しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
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