【10】しつけとしつけるの区別で自分らしい親になる

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前回、言葉の表現からみる
*「教える」と「コントロール」
*「しつけ(名詞)」と、「しつける(動詞)」
が混同していることを説明しました。

 

言葉の意味を区別せずに使うことに何の問題が生じるかというと

力でねじ伏せて人をコントロールする悪しきことが美化されてしまうことです。

 

このような経験はないですか?

罰を与える教師がいなくなったり黒板を向いたとたんに教室内の規律が壊れるということ、嘘をついたり、隠れてコソコソする。決して正直な態度を罰を与える人にはしないですよね。

「躾=しつけ(名詞)」「教える」は人がよりよく過ごすには必要なことですが、「しつける(動詞)」「コントロール」は人が窮屈に卑屈に生きることになります。

 

私たち親は子どもの人生を卑屈で窮屈なものにしたいのでしょうか?

 

違いますよね。
ならば区別しませんか?!

 

しつけ(名詞)と、しつける(動詞)の違いについて

しつけ(名詞)=ルール、規則:
規律に従った行動や秩序とか、訓練によって守られる行動、規律として理解される。

スポーツやゲーム、茶道や剣道など道系になど規制がある方が楽しめます。無秩序なゲームは楽しくないし茶道など歴史の中で洗練されてきた動きを学ぶことに楽しさがあります。また他人の権利への配慮にもつながります。

軸対話では、率直でお互いが勝つ話し合いによってルールを決めます。

しつける(動詞)=教え込む、コントロール、
訓練とコントロールにより、従順と秩序ある状態をもたらす。
罰すること、矯正、体罰を与えること。

軍隊のように命がかかっているところには自由があると命が危ないので個人の自由は抑圧されることで他人の命を守ります。

 

 

教えることとコントロールすることの違い

動詞の「しつける」にも、まったく違った二つの意味がある。

・教える、教育するという行為に関わるもの
・コントロールするためにしつける

 

・教える、教育するという意味

訓練する。コーチする。繰り返し訓練する。レッスンする。指示する。教える。情報を与える。啓蒙する。手ほどきする。準備する。資格を与える。養育する。導く。親しませる。

 

・コントロールするためにしつける

コントロールする。矯正する。指示する。支配する。監視する。監督する。規制する。統御する。束縛する。拘束する。口輪をはめる。禁止する。体罰を与える。叱責する。とがめる。批判する。見せしめにする。懲罰する。懲らしめる。刑に処する。

 

これらは明らかに「教えるー訓練するー情報を与える」型のしつけと大きく違う。特に太文字であげたような言葉には、血圧が上がり、声も大きくなるものだ。

子どもにとって「コントロールー制御ー懲罰」型のしつけは、健全であるはずがない。

 

ですよね。そうは思いませんか?

 

でも多くの人がこの混同を理解していないのかしているのか?!子どもに対しては、有無を言わずに従わせることや強要することをよしとする人が多いのです。

 

この型のしつけがされないと、不安定になり、自分は愛されていないと感じ、手に負えない小さな怪物になる、、、そう信じている人がいます。

だからしっかり叱れ!!しっかりしつけなさい!と言われます。子どもとは話し合いなどできないと思っているのでしょう。(使っている言葉が曖昧であるということを知らずに、、、、。あらら、、、)

 

私たちは、これを信じている人たちの中で、あえて軸対話を使い、話し合いによって家族の中でルールを作り、対等な人間関係を築いていくことをします。

 

そしてコントロールにも二種類のまったく違う意味があります。
次回です。

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しなやかな軸で関係が築ける人になる 人間関係改善コンサルタント しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
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