
只今、対等な人間関係を築くために
親やリーダーが知っていると良い最初の1歩をお伝えしています。
▼No.1 コミュニケーションがしにくい相手ってどんな人?
▼No.2 アクティブリスニングは相手に表現を与えること
▼No.3アクティブリスニングがしにくい3つの理由
▼No.4吐き出しワークが必要な3つの理由
今回は『No.5あなたメッセージでは人が育たないたった1つの理由』をお送ります。
あなたメッセージで、人が育たない理由
あなたメッセージで人が育たない理由は、『 “私” を伝えていない』からです。
あなたメッセージが悪影響しか及ばさないことは、よく耳にしますよね。
でも多くの人が、あなたメッセージで伝えていることに気がついていないし、『 “私”を伝えていない 』ことにも気がついていません。
例えば、提案や質問、これもあなたメッセージです。
提案や質問は、相手も自分も「嫌だ・困った」を持っていない時には、何もトラブりませんし有効な手段です。
ですが、どちらかが困っている状態で提案や質問をすると、心は離れ、人は育ちません。
特に “私” が困っている時に「あなたメッセージ」を使うと真意は伝わらず、相手は成長しない結果に終わりやすいのです。
“私” が「イヤだ・困った」を持つ時
あなたメッセージは、対等な関係で使わない
関係性に上下があると、容易に使われる
投げかけた言葉以上のものを、相手が受け取る。
本当の想いは違いますよね?
“私”が「イヤだ・困った」を持つ時
▼子どもが小さい時

- 子どもを寝かしたいのに、なかなか寝ない。
- 片付けたばかりの部屋に、おもちゃをぶちまける。
- 疲れている時に、子どもが騒ぐ。
▼少し成長した時

- 親の言うことを、ちっとも聞かない。
- 目を離すと、妹を泣かす。
- 学校で乱暴だと先生から、注意を受ける。
- いつも小遣いが足りないと言う。
- 決めた家事を、やらない。
- 子どもが学校から時間通りに、帰ってこない。
▼大人になって

- 配偶者が人前で、あなたの話をさえぎる。
- 同僚が、あなたにも関係のあることを、勝手に決めてしまう。
- 部下が、指示通りに動かない。
- 会社の方針と、違う仕事の仕方をする。
- 上司が出張で留守にする際、あなたに連絡を取らないことがある。
▼先生が生徒に

- 生徒が新品の机を、引っ掻いている
- 大声でしゃべり、教師の指示を聞かない
- 借り出した実験用具を、きちんと戻さない
- 画用紙を、無駄使いする。
- 数人の生徒が声高に議論し、授業を妨害する。
- 空のペットボトルが床に転がっている。
これらの状況は、相手が「あなたの欲求を妨げたり、権利を踏みにじるような行動をしており」あなたはそれを受け入れられません。
あなたは「イヤだ・困った」を持っています。
と言うことは「私は “私の権利” を主張する」必要があります。
あなたメッセージで、相手が受け取るもの
あなたが「イヤだ・困った」を持った時、通常はこのように言いますよね。
同僚がいつも使ったものを所定の位置に戻さないとしたら「元の場所にないと、探すのに時間がかかって困るんだけど」と言うでしょう。
「片付けなさい!」とは言わない。
友人に貸した旅行鞄がなかなか帰ってこなければ「あの鞄、来週の旅行に使いたいんだ」と言い、「早く返してよ!」とは言いません。
※あなたメッセージは、対等な関係の場合は、ほぼ使いません。
ですが、私たちは関係性に上下があったり、身近な人に対しては平気で「あなた」が主語のメッセージを送るんです。
※関係性に上下があると容易に使われる
(あなたは) 勉強しなさい!=指示
(あなたは) みんなに嫌われてもいいのね=脅迫
(あなたは) それを人が楽しんでる時にするもんじゃない=訓戒
(おまえの)そのやり方では成績は上がらない=説教
(君が) メモさえしといたら忘れないのに=助言
(おまえは) 指示した通りになぜできないんだ!=尋問
(あなたは)やればできるのに=理詰め
(あなたは) 思春期だから仕方がないわね=分析
(あなたは) いつもはとってもいい生徒なのに=肯定的評価
(君は) ジョブス二世を目指してるんだね=皮肉
(あなたは)明日になれば気分も晴れるだろう=なぐさめ
私たちは、これらの言葉を浴びています。
そしていくつかの言葉は、あなたメッセージだと気付かずに成長しています。
相手から “私” を伝えられずに成長すると、投げかけられた言葉以上のものを受け取って心に刻んでいます。
あなたメッセージは
投げかけた言葉以上のものを相手が受け取る。
成長を妨げる、あなたメッセージ
▼解決メッセージは、考えることを放棄するようになる。
(あなたは) 勉強しなさい!=指示
(あなたは) みんなに嫌われてもいいのね=脅迫
(あなたは) それを人が楽しんでる時にするもんじゃない=訓戒
(おまえの)そのやり方では成績は上がらない=説教
(君が) メモさえしといたら忘れないのに=助言
これらは
あなたがグズだから、解決する力はない
だから私の言うことを聞いていればいい
と、告げています。
相手は

- 「しなさい」「やめなさい」は反抗したくなる
- 「こうしてみたら?」の提案もアドバイスも求めたものでない限り「余計なお世話」と感じる
- 命令や脅迫は、親や上司の権力を笠に着て、いやでも従わせ、考えることを放棄する。
▼やっつけるメッセージは、自尊心を破壊する。
(おまえは) 指示した通りになぜできないんだ!=尋問
(あなたは)やればできるのに=理詰め
(あなたは) 思春期だから仕方がないわね=分析
(あなたは) いつもはとってもいい生徒なのに=肯定的評価
これらは
あなたが原因で、私は問題を抱えているとして
解決の責任を、相手に取らせようとするメッセージです。
行動よりも、本人にフォーカスしているメッセージ
であるために自分がダメだと思いやすい。
相手は

- 受け入れてもらえない、
拒絶された、愛されていないと
貧弱な自己像がさらに貧弱になり、
自分はダメな人間だと追い討ちをかける - 「別に気を引こうとしたわけじゃない」
「そんなつもりでやったわけじゃない」
親(上司)はわかってくれないと、抵抗したり自分を防衛したりする。 - なかには、自分を肯定的に評価し自信を持ち
「あの人は何もわかってはいない」として、無視し蔑み、変化しない。
▼遠回しのメッセージは、正直になってはいけないと育つ
(君は) ジョブス二世を目指してるんだね=皮肉
(あなたは)明日になれば気分も晴れるだろう=なぐさめ
解決メッセージもやっつけるメッセージもいけないとは思っており、もっと穏やかに遠回しにメッセージを送っても、きっと相手は理解してくれると思っている。
だが、実際の相手は、、、、

- 何を言おうとしているのかさっぱり分からない
- はっきり言ったら私のことが嫌いなんでしょ
- ごまかしてて、本物が分からず不信感しか芽生えない。
- 正直に率直になるのは危険な人だ。
と思う。
色々考えて投げかけた言葉は、ほぼ全て裏目に出ています。
それは、私自身を伝えていないために起こっています。
そんなつもりで言っていなかった、、、、ですよね。
※本当の想いは違いますよね
あなたメッセージを使っていると、自分を表現していないので、実は自分が一番モヤモヤもしています。
それが怒りであれば尚更、自分を伝えきっていません。
あなたが困っている状態を知ってほしいし、協力してほしいですよね。
できればもっと関係を深めたいし、相手には考える人になってほしいと成長を願っている。
それにあなたの大切な想いにも気づいてほしいし伝えたいし、いい人生にしてほしいとも思っている。
と、言うことはないですか?
もし自分に自信が持てないと言うことが、あなたにあるなら
あなたメッセージを浴びて育ったからと言うことは考えられませんか?
その連鎖、断ち切りたいと思いませんか?
あなたの思いはアイメッセージによって叶えられます。
次回です。


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