【連載】【15】聞くはベクトルの向け方が大事-軸対話初歩

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人の話を聞く適切な “ベクトル” の向きとは

人の話を聞くにはベクトルの向け方が大事です。
ベクトルの向け方って何?です。

人は何かを話すときに、言葉や態度などの記号を発信します。

表現の仕方が分からない

特に子どもは、どの感情を口に出して表現して良いのか分からないので、寂しい気持ちがあったとしても、寂しいとは言わずに「別に、どうでもいい」と言ったりします。

 

聞き手は、対話スキル的には上記の言葉を返します。

繰り返す:どうでも良いんだ
言い換える:投げやりだね
気持ちを汲む:寂しいのかな

しかし聞くベクトルは、表面の言葉に向けるのではなく、心の内側に向けながら言葉を返します。

対話スキルは使いますが、解読するのは表面ではなく心の内側!
ベクトルは心に向ける!
これが重要です。

そして、あなたの今の状態は、
この言葉でしっくりいくかな?
それともこの言葉かな?と、
相手が表現を選ぶ手伝いをするのです。
それが表現を与えることにもなります。

 

聞くは鏡になること

相手の話を聞くということは、相手が今、こう感じているということを鏡のように見せること、相手の話に同情して受け入れて同じ気持ちになることではありません。
受け入れるというより受け止めて鏡のように見せることです。

そして白いボールは、そのまま白いボールで返すことです。
そしてそれは、相手に “表現を与えること” でもあります。

表現を与えるという意味と、事例の答え合わせを次回にします。

 

コメントで、あなたの意見を聞かせていただけると嬉しいです(^^)

 

今回の記事を動画でもまとめましたので、ご覧ください。

おまけ

心の内側にベクトルを向ける。
難しそうですか?

最初は難しいかもしれません。
そんな風に聞かれた経験も少ないはずですから。

今はできなくとも、いずれできるようになります。
しかし「今、困ってるんです!」という声も聞こえてきそうですね。

ご安心ください。
「今」できる聞き方から始めれば良いのです(^^)

そういったことも、徐々にお伝えしていきますね。

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