自分がわからなくなるのは、反応を抑えるのが原因
反応は、現代人になったことで余計に複雑化しているとも言えます。
でも反応を抑えようとすると、自分が分からなくなるんです。
反応は、一瞬のことなのでほぼ無意識に起こっています。
その無意識を意識化して複雑になった心を整理し、見極め方を学ぶのが軸対話です。
軸対話が身につくまでは、少しずつ学ばないと確かにややこしいです。
反応する会話に意識を向けるとは?
反応している心の中は、こんなに複雑です(><)
どこに意識を向けたらいいのか、わからない状態です。
筋トレをしたことがない人は、どの動きをすると、どの筋肉が動くのか分からない、その状態と同じです。
ですが何か意識を向けるツールがあると、気づけるようになります。
会話はどこに意識を向けるか分からないと、下記のような状態です。
上記の内容についてここでは詳しく説明はしません。
反応会話はパッと見、簡単そうで複雑になっていると言うことをお伝えしたいのです。
もう少し反応について説明します。
反応は「防御反応」であり、自分を守るための行動に移ります
反応というのは、人間に備わっている防衛反応です。
自分にとって何か危険!と感じると、人は、自分を守るために攻撃するか
身を守って閉じこもるか、
どちらかをします。
そうなると人が選択するのが、「言う」か「黙る」かです。
冷静な対応をするために、反応を止めるのではなく、その奥を見ることが大切な理由
現代人は、この過剰な防衛反応状態の会話が飛び交っています。
子育ての場合、子どもにとって、このままでは良くないことが起きる!
と心配や不安も重なって、もっと反応は起こりやすい。
反応を、もう少し一般的に言うと「感情的になる」という言い方の方が、わかりやすいかもしれませんね。
だから人は、反応がなければ、感情的にならなければ、冷静に会話ができる。
と思い『こんな「反応」ない方がいい』と、感情的にならない方法が知りたい!
と言われます。
そこで登場するのが、物事や出来事の考え方や捉え方を変えると言う方法です。
人はそれができれば、反応しない!感情的にならない人になれる!と考えるからです。
でもですね。
何度も言いますが、、、、
反応を起こすと言うことは、自分にとって大切なことが脅かされ、奪われると思うからです。
じゃあ、何が脅かされ、奪われると思っているのか?!
ヒントは最初の図です。
次回ざっくりと説明しますので考えてみてください。
今回の記事を動画でもまとめましたので、ご覧ください。
おまけ
反応って本当に一瞬の出来事だと思いませんか?
「ムカついた!!!何なんだ!!!」
そんなとき、黙ってむくれた態度をしたり、反論を繰り出したり…
だけど、伝わらない。
もしくは、相手がむくれだす。
または、反論をし返してくる。
すると、より腹が立つ。
そして、感情的になった自分を攻めだしてしまう…。
そうやって何も解決しないまま、同じようなことが繰り返される…(;^ω^)
そんな日々に疲れて、感情的にならないよう学ぶも、自分ばかりが我慢しているような気分になる。
また、問題解決思考を学んでも、相手がそれに乗ってきてくれず、やはり同じようなトラブルに頭を抱える。
それは、今日書いた「過剰な防衛反応状態」が、お互いの中で働いているということなんです。
そしてこの「過剰な防衛反応状態」の中に、「自分がわかる、自分自身を知る宝」がたくさん隠されているのです(*^-^*)
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