脅かされるもの・奪われるものにある、本当の想い。本当の自分。
昨日の記事で書いたように、私たちが会話の中で、相手の言葉や態度に「防衛体制を含む反応」をするには、理由があります。
それは、何かを脅かされる。何かを奪われる。と無意識に思っているからです。
「防衛体制を含む反応」にある、無意識に思っている「脅かされるもの」「奪われるもの」を図を活用して、ざっくりと説明します。
反応の中には、
- 大切にしたい感情
- 相手への想い
- 本当に欲している欲求
- 誰にも譲れない価値観
それらが「混在し先入観や思いこみ」も絡んで、複雑になっているのです。
ここで1つ例を挙げます。
夕食の準備をしているところに、
子どもが「お母さん、お腹空いたー」と言います。
(母)
「うるさい!やってるでしょ、見たらわかるやん」
この小さな一場面の中で、お母さんの心の中には、いろんな思いが湧き出しています。
「遅れるな~焦るな~」があるのかもしれません。
仕事で何かあって、イライラしているのかもしれません。
お惣菜はダメかなと、考え出しているかもしれません。
もしくは、疲れがたまってしんどい状態なのかもしれません。
もしくは、この時間が大切、集中したい理由があるのかもしれません。
とにかく、心の中に何かあるのです。
そこには、本当の自分(感情・欲求・価値観・想い)が隠れているんですよ。
お気づきですか?
しかも、相手への想いばかりです。
意図しない思いが伝わる「反応会話」。本当の想いが伝わる「軸対話」。
愛情の塊のようですが、反応会話をしていると愛情としては伝わっていません。
相手には「嫌われている」と思うぐらいの勢いで、伝わっています。
これって、勿体無いですよね?
本当の想いは伝わらず、意図しない思いが伝わっているなんて…。
しかし、軸対話を学び実践することで、自分の本当の想いに自分自身が気づきます。
そうした自分軸が明確になった状態で、相手との対話をすることができるようになると…
あなたの本当の想いが伝わるんです!
反応は、何も思わない相手には起きないんです。
大切な何かがないと反応しません。
通りすがりの人、皆に反応はしないはずなんです。
気になら人に対して人はスルーします。
子ども(相手)に深く関わりたいと思っているのであれば、反応がなぜ起きるのかを考えたほうがいい。
自分がわからなくなる
反応を抑えると、自分のことが分からなくなる。
相手にも伝わりません。
子ども(相手)に深く関わりたいと思っていないのであれば、反応を抑える方法もありです。
しかし、自分らしく子ども(相手)と関わりたいと思うのであれば、自分を明確にした方が心地いい関わりができます。
そしてこの「反応」の中には、相手への想いだけではなく、当然、人間であれば誰でもイヤだと思うことも隠れています。
人間であれば誰でも「イヤ」だと思うこと。
それは何だと思いますか?
今回の記事を動画でもまとめましたので、ご覧ください。
おまけ
自分の本当の想いって、深いです。
ここがわかると、自他分離ができてきますし、自分の行動に責任も持てるようになります。
だけど、この「自分の本当の想い」に気づいていない人は、多いです。
1人でも多くの人に、自分の思いに気づき、自分らしい人生を送ってもらえたらな。
と考えています(*^-^*)
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人間であれば誰でも「イヤ」と思うこと…
とても興味があります。
次回の記事を楽しみにしています。
興味が湧きましたか。
ありがとうございます。