【連載】【5】反応の中の自分軸-軸対話初歩

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

脅かされるもの・奪われるものにある、本当の想い。本当の自分。

昨日の記事で書いたように、私たちが会話の中で、相手の言葉や態度に「防衛体制を含む反応」をするには、理由があります。
それは、何かを脅かされる。何かを奪われる。と無意識に思っているからです。

「防衛体制を含む反応」にある、無意識に思っている「脅かされるもの」「奪われるもの」を図を活用して、ざっくりと説明します。

反応の中には、

  • 大切にしたい感情
  • 相手への想い
  • 本当に欲している欲求
  • 誰にも譲れない価値観

それらが「混在し先入観や思いこみ」も絡んで、複雑になっているのです。

ここで1つ例を挙げます。

夕食の準備をしているところに、

子どもが「お母さん、お腹空いたー」と言います。

 

(母)
「うるさい!やってるでしょ、見たらわかるやん」

この小さな一場面の中で、お母さんの心の中には、いろんな思いが湧き出しています。

「遅れるな~焦るな~」があるのかもしれません。
仕事で何かあって、イライラしているのかもしれません。
お惣菜はダメかなと、考え出しているかもしれません。
もしくは、疲れがたまってしんどい状態なのかもしれません。
もしくは、この時間が大切、集中したい理由があるのかもしれません。

 

とにかく、心の中に何かあるのです。

そこには、本当の自分(感情・欲求・価値観・想い)が隠れているんですよ。
お気づきですか?
しかも、相手への想いばかりです。

意図しない思いが伝わる「反応会話」。本当の想いが伝わる「軸対話」。

愛情の塊のようですが、反応会話をしていると愛情としては伝わっていません。
相手には「嫌われている」と思うぐらいの勢いで、伝わっています。

これって、勿体無いですよね?
本当の想いは伝わらず、意図しない思いが伝わっているなんて…。

 

しかし、軸対話を学び実践することで、自分の本当の想いに自分自身が気づきます。
そうした自分軸が明確になった状態で、相手との対話をすることができるようになると…

あなたの本当の想いが伝わるんです!

 

反応は、何も思わない相手には起きないんです。
大切な何かがないと反応しません。

通りすがりの人、皆に反応はしないはずなんです。
気になら人に対して人はスルーします。

子ども(相手)に深く関わりたいと思っているのであれば、反応がなぜ起きるのかを考えたほうがいい。

自分がわからなくなる

反応を抑えると、自分のことが分からなくなる。
相手にも伝わりません。

子ども(相手)に深く関わりたいと思っていないのであれば、反応を抑える方法もありです。
しかし、自分らしく子ども(相手)と関わりたいと思うのであれば、自分を明確にした方が心地いい関わりができます。

そしてこの「反応」の中には、相手への想いだけではなく、当然、人間であれば誰でもイヤだと思うことも隠れています。

人間であれば誰でも「イヤ」だと思うこと。
それは何だと思いますか?

 

今回の記事を動画でもまとめましたので、ご覧ください。

おまけ

自分の本当の想いって、深いです。
ここがわかると、自他分離ができてきますし、自分の行動に責任も持てるようになります。

だけど、この「自分の本当の想い」に気づいていない人は、多いです。

1人でも多くの人に、自分の思いに気づき、自分らしい人生を送ってもらえたらな。
と考えています(*^-^*)

講座のお知らせ

しなやか自分軸メイキングセミナー
もう迷わない!正しい道を選びたいんじゃない!自分が納得できる道を選びたいんだ!
2018年4月19日(木)10~13時
2018年5月12日(土)10~13時
吐き出しワーク・自分会議(初級)
思考や感情にがんじがらめになったあなたを、あなた自身が解放する方法をお伝えします
京都開催:4月15日(日) <残席3名> 講座詳細はこちら
【無料で学ぶ】軸対話無料メール講座
The following two tabs change content below.
しなやかな軸で関係が築ける人になる 人間関係改善コンサルタント しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. ななしのごめんべ 投稿日

    人間であれば誰でも「イヤ」と思うこと…
    とても興味があります。

    次回の記事を楽しみにしています。

コメントを残す

*