しなやか自分軸講座では「力を使うとよくない」という時の力は「権力」を指します。同じような言葉で「権威」という言葉もあります。日本人が相手のことを権威のある人と言う時、悪い意味ばかりではありません。
日本語の権力と権威
権力とは
他人を支配し、服従させる力。支配者が(組織・富・武力などを背景として)被支配者に加える強制力。
権威とは
1、すぐれた者として、他人を威圧して自分に従わせる威力。また、万人が認めて従わなければならないような価値の力。
2、専門の知識・技術について、その方面で最高の人だと一般に認められている人。大家。
権力は、相手が認めようが認めないかは関係ない
権威は、良きにしろ悪しきにしろ相手も認めている。
違いは、、、
相手の承認があるかないかという違いです。
英語では権力と権威は混同され権威には四種類あります。
1、専門知識に基づく権威…知識、経験、訓練、技能、知恵、教育などの専門知識を持つことから生まれる権威。 いわゆる専門家(エキスパート)。
Ex, 彼は税金関連の専門家だ。権威を持って語る。
2、地位や肩書に基づく権威…地位や肩書による権威、あるいは義務や役割、責任を明らかにした職務規定に基づく権威で、お互いに理解、合意のうえのもの。
Ex, 教師は生徒に課題を提出するように指示する権威がある。
3、非公式の契約に基づく権威…毎日の生活の中でお互いに理解、合意、契約することから生まれる権威。いわば約束。
Ex, 早く起きた方が朝食を作る。 子供の部屋に入る時は必ずノックする。
4、力に基づく権威…他人に対して力をふるえる人から生まれる権威。コントロール、支配、強制などの力による権威。
Ex, 宿題が終わるまで遊んではいけません。言うこときかないとクリスマスプレゼントはないよ。
この四種類の権威は混同され勘違いが起こる
1、2、3の権威は相手も認めていることなので、人間関係を損なうことはありません。4の場合の権威は従わせる時に力(賞と罰)で従わせようとするので対等な人間関係を築きにくくします。
全く違う意味合いが含まれているにも関わらず使う時には権威と表現するので混同され、実際には人間関係に支障が起こっています。
権威と権力を混同してる言葉とは
「親や教師は権威を発揮すべきだ」
「子どもは大人の権威を”尊重”してほしい」
「家庭や学校で、権威が崩壊している」
「子どもは”権威に反抗する”」
と文句を言う時、
問題にされるのは4の「力型権威=権力」を意味している。
混同言葉の問題点
力を使って尊敬を得ようとしたり、「力型権威=権力」を愛によるものだと言ったり、寛容なものに見せかけたりするのでややこしくなる。
愛情を持って、どの子にも公平で、与える程度を考え、いつも「子供にとって一番いいことは何か、心において」、、、、こう心がけていれば、子どもをコントロールすることに害はない、としつけ推進派はいい、この考え方は広く信じられている。
目的がよいものであると見せかけて、力を背景とした手段を正当化しているのです。
親の権威を利用して子供をコントロールして育てるとどうなるか…
権力主義の12の悪影響、次回です。


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