軸対話の人間関係は常に対等です。
力を使われたとしても力で対応はしません。
もちろん力を使うこともしません。
力を必要としない対話を目指しています。
それは力を使われて育つと、
こんな悪影響があることを知っているからです。
あなたは今までの経験で人から力を使われた経験はありますか?
それはどんな出来事でしたか?
その時、どう思いましたか?
どんな対応策を考えましたか?
または実行しましたか?
どんな対応策を取りましたか!?
と、子どもの時を思い出してもらうと。
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- 1抵抗する。無視する。否定する。
- 2反抗する。服従しない。反発する。文句を言う。
- 3復讐する。やり返す。反撃する。蛮行に走る。
- 4他人を殴る。好戦的になる。戦う。理屈っぽくなる。
- 5規則や法律を破る。
- 6癇癪を爆発させる。怒る。
- 7嘘をつく。欺く。真実を隠す。
- 8他人のせいにする。非難する。告げ口する。
- 9他人に威張る。いじめる。
- 10群をつくる。同盟を結ぶ。おとなに対応してまとまる。
- 11おべっかを使う。お世辞を言う。へつらう。ゴマをする。ひいきしてもらおうとする。ねだる
- 12引っ込む。幻想する。白昼夢にふける。
- 13競争する。勝ちたがる。負けを嫌う。いい格好をしたがる。他人をカッコ悪く見せる
- 14あきらめる。負けたと感じる。うらみごとを言う。
- 15立ち去る。逃げる。家へ帰りたがらない。家出する。退学する。サボる。
- 16話さない。無視する。相手が話しても沈黙で応じる。おとなをクビにす流。距離をおく
- 17泣く。すすり泣く。落ち込む。希望がないと思う。
- 18怯える。恥ずかしがる。臆病になる。発言するのを怖がる。新しいことを試すのを嫌がる
- 19保障を求める。いつも承認されることを求める。不安に感じる。
- 20病気になる。心身症になる。
- 21食べすぎる。ダイエットのしすぎ。
- 22服従する。おとなしくなる。同調する。言われたことに従う。お世辞を言う。いい子になる。先生のお気にいいり。
- 23酒を飲みすぎる。薬物を使う。
- 24学校でカンニング
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何か、心当たりはありますか?
本当はグループで話しができるといいですね。
一人で悶々とするとしんどいですからね(^^;
これら対応策リストは大きく3つに分類できる
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- 闘う
- 逃げる
- 服従する
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「闘う」
抵抗、欺き、反抗、不従順、復讐、他人を殴る、規則破り、怒る、など
「逃げる」
家出、退学、過食、麻薬、飲酒、幻想、恥ずかしがり屋になる。など
「服従する」
ご機嫌取り、よい子、ほかの子のせいにする。新しいことをするのをこわがる。大人の言うことをきく子、先生のお気に入り、いいかっこうをする、など
ほとんどの子どもが、このうちの一つの型を使いやすい。
そしてこれらで対応すると、またしつけなければ!と力は使われる。
このループは受け継がれ、連鎖を繰り返す。
ループは誰が切る?!
このループを誰が止めるのでしょう?
親と縁を切るだけでこのループを止めることができるのでしょうか?
軸対話でこのループを切ろうと考えているのです。
全く新しい対話のある世界を築き
子どもたちに残したいと考えています。
権威への服従は美徳ではない
私達の社会によくある病気と考えるべきだ、と私は思う。
そこで結論として、あらゆるおとなに対して、次の処方箋を提供しよう。
他の人と接する時に、権威や力ではない効果的な方法を、早急に社会に取り入れなければならない。他の人とは、子どももおとなも含まれる。人間に、勇気と自律、自己規律を与える方法を。権威に服従することが、自分の善悪の感覚と矛盾するときは、その権威にコントロールされるのを拒否できる人間を、生み育てる方法を。(自立心を育てるP132より)
それが軸対話の実践です。
権威にコントロールされるのを拒否できる人間を、生み育てる
これ、自分軸が明確でないと難しいですよね。
大丈夫です。
軸対話を実践しているうちに、自分軸は明確になります。
あなたの中にもうすでに在るからです。
なぜ在ると思うのか?
力を使われてネガティブな様々な行動を起こすのは自分を守るためです。
何を守ろうとしたのでしょう?
それが自分軸です。
自分軸を破壊されようとしたから対抗した。
ね、すでに持っているでしょ。。^^
対抗した癖のある反応から
権威や力ではない効果的な方法への対応へ替えていきます。
そのためにも
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- イヤをしっかり見つめる
- 我慢してきたことを吐き出す
- できていることにも目を向けることが大切です。
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それでも、ちゃんと育てなければ!の呪文に取り憑かれていませんか?
次回です。
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