【29】人の役に立つ立たないということより大事なこと

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「人の役に立つ」という言葉、曖昧なのに人間関係や子育て人育てにおいては重要なことですよね。人は色々なことを言います。

1、「人の役に立つ人になりましょう!」と言ったり、
2、「人の役に立たなくてもいい」と言われてみたり
3、「人の役にはもうすでになっている」と言われたり
4、「言われたことができないでは役立たずでダメ」だと言ったり

色々な解釈があるので混乱して相談される場合があります。

人の役に立つと言うことを整理して考えてみましょう!

 

何を見て何を伝えたいのか?!

それぞれの言葉を言っている人が何をみて、誰に
何を伝えたくて言っているのかに注目します。

1、「人の役に立つ人になりましょう!」は、先生が生徒に、親が子供に、上司が部下に、と言うように上から下へ、おそらく将来のことを考えて言っている。、、、、どんな仕事につくかによってどう役に立つことなのかが違います。

 

2、3、「人の役に立たなくてもいい」は人の役に立とうとして自分をすり減らしたり世話を焼きすぎている人に「そんなにすり減らすほど尽くさなくてもいい」と言っており、その尽くしたり教えようとしたりしている人に、やりすぎると相手の力を奪うことになるから存在しているだけで「人の役にはもうすでになっている」ので、やりすぎない方がいいよ。と言っている。

 

4、「言われたことができないでは役立たずでダメ」だと言っているのは言った人の期待が外れてがっかりして「言われたことができないでは役立たずでダメ」と言っている。この場合、どう役立ってほしいのかが明確でないと伝わりにくいですよね。

 

もう少し詳しく

1、人の役に立たない仕事はない

「人の役に立つ仕事をしたい」。転職の志望動機としてこのような理由をあげる人がよくいるそうです。その話を聞いた人事担当者や人材紹介会社にはあまりよい印象を与えていません。それは一体、なぜだと思いますか?

そもそも人の役に立たない仕事が仕事として成り立っている訳がないからです。人の悩みを解決できるものがあるから売れる。

仕事も人と関わる仕事ばかりではなく、同じことを正確にできることが求められたり、知的なものが望まれたり、体力勝負だったり、あるいは芸能人のようにその人そのものが仕事だったり、と色々です。

 

2、3、人の役に立つであろう行動の動機(欲求)や目的による

人の役に立つであろう行動を「しなくてもいい」と言う場合、その行動を起こす動機と目的によって「しなくてもいい」と言う場合と「どうせするなら方法を磨いた方がいい」という場合がある。

 

  • 嫌われたくなくてしているのか
  • 世話が好きでしているのか
  • 本当に心配してしているのか
  • 認められたいからしているのか
  • 人の変化が楽しくてしているのか

 

以前にも書いたように「嫌われたくない」や「愛されたい」は愛所属欲求のようですが、力価値の欲求の場合があり、その欲求が過剰な時は、相手を外部コントロールしようとするので結局どの欲求も満たされないということが起こります。

どの動機(欲求)や目的にしても軸対話を習得すれば人と関わる時と関わらなくていい時、聞くのか伝えるのかの区別がつくので迷うことが減ります。

 

4、どう役に立ってほしいのか欲求を明確に

相手に適切に依頼した方がいいのですが、相手にも欲求があります。その依頼は受けたいものかどうかは相手の意思も確認する必要があるし、話し合いが必要なこともあるので価値判断言葉で相手にダメ出しをするのではなく、アイメッセージで伝えたいですね。

相手に適切な依頼、、案外難しいのでお互いが聞き合い話し合いができる方がいいでしょうね。一発勝負のような関係より相互関係がある方が健全だし楽だと思いますよ。

 

 

結局

人の役に立つ立たないっというより、、、、自分が明確であるということ、、、自分軸が明確である方が大事だと思いませんか?

 

 

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しなやかな軸で関係が築ける人になる 人間関係改善コンサルタント しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
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